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社会




社会への約束

基本的な考え方

当社は2005年にCSR委員会を設置し、CSRの推進・浸透に取り組んでいます。タダノグループは「企業が社会や人との調和の中で生かされている存在」との認識のもと、地域社会・国際社会発展への貢献と地球環境の保全に役立つ事業活動を推進し、全てのステークホルダーの期待に応え、企業価値を最大化することで「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指します。「創造・奉仕・協力」の経営理念に基づき、"タダノにしかできない社会貢献"を通じて、社会のお役に立てればと考えています。

文化財修復・学術支援

タダノらしい社会貢献の1つとして「文化財修復支援」が挙げられます。「クレーンがあれば、倒れたモアイ像を起こせるのに」という現地の呼びかけに応える形で1988~96年、「モアイ修復プロジェクト」に取り組み、2019年には、創業100周年記念事業として、チリ・イースター島への3台目のクレーン寄贈を行いました。また2007年には奈良県の「高松塚古墳石室解体」で専用治具の開発など技術支援を行い、2018年2月に「ものづくり日本大賞」の経済産業大臣特別賞を受賞しました。2008年には、カンボジア内戦の影響もあって長年放置され、石積みが崩落するなど危機的な状況だったアンコール・トム遺跡西トップ寺院の修復作業に役立ててもらうため、製品を3台寄贈しました。
また、花山天文台の存続・発展を支援すべく「一般財団法人 花山宇宙文化財団」を設立し、2019年から10年間にわたり毎年1千万円を寄付します。この支援を通じて、タダノは天文学分野への社会貢献にも取り組みます。

モアイ修復プロジェクト

モアイ修復プロジェクト

高松塚古墳石室解体の技術支援

高松塚古墳石室解体の技術支援

アンコール遺跡修復のための製品寄贈

アンコール遺跡修復のための製品寄贈

花山天文台存続への支援

花山天文台存続への支援

親子工場見学会の開催

親子工場見学会の開催

普段は目にする機会がない工場を見学し、当社製品に試乗いただくことで、 お子さまにものづくりや技術への理解・興味を深めていただくとともに、夏休みの自由研究の一助になればと考え、毎年実施しています。2018年度は7月に志度工場で開催し、社内外あわせて42組の親子に参加いただきました。2021年度はコロナ禍のため、オンラインにて香西工場の見学を開催しました。香川県内だけでなく大阪府や愛媛県などの県外からも計14組の親子に参加いただきました。

森づくり活動への取り組み

香川県の「フォレストマッチング推進事業」のもと、さぬき市の保有林の一部を「タダノまなびの森」として森林保全に取り組んでいます。森林整備を通じた環境保全の大切さを感じてもらう教育としての場づくり、また、「森林整備に参加する」ことで交流が生まれる場づくりとして、グループ社員有志とともに森づくり活動を行っています。
2020年に開催した「タダノまなびの森づくりイベント」には、総勢43名が参加し、植林を見据えた「芝生広場の再生」を目指し森林整備を行いました。

森づくり活動への取り組み

ビーチクリーン活動

ビーチクリーン活動

香川県内の工場の多くは海に面しています。そこで「瀬戸内海の豊かさを守ろう」と、ビーチクリーン活動をスタートしました。まずは海岸の清掃を通じてごみの量や種類、どういったルートをたどって海ごみとなっているのか?など関心を高め、学ぶことから始めようという試みです。
初回は2021年10月に開催し、社員有志など44名が高松市屋島西町の海岸でごみを拾い、ICC(国際海岸クリーンアップ)データシートへの記入・報告を通じて海洋保全への理解・学びを深めました。

ハートフルポケット

さまざまな社会活動を行う団体・個人に対し寄付を行う社員参加型の草の根支援組織として2007年に発足しました。会員となった社員は毎月の給与から100円、賞与から500円を献金し、集まった資金に会社からも同額を合わせて(マッチングギフト)、毎年2回の寄付を行っています。寄付先はタダノグループ社員から広く募集し、2021年3月までに61の団体に寄付しました。

ハートフルポケット

地元への貢献

地元への貢献

香川県をホームタウンとする日本プロサッカーリーグに加盟するサッカークラブ「カマタマーレ讃岐」のトップスポンサー契約を2021年度も継続しました。 また、瀬戸内海の島々を舞台に開催される「瀬戸内国際芸術祭」や高松から世界レベルの音楽を発信する「高松国際ピアノコンクール」への寄付など、地域活性化に取り組む団体やイベントを応援しています。






取引先との約束 

基本的な考え方

当社製品は数万点から成るパーツで構成されており、その多くを購買先から調達しています。より安全で品質の高い製品をお客様に提供するためには、購買先との強い信頼関係が大切です。タダノグループCSR憲章では「取引先との共生」について、タダノグループコンプライアンス規程では「公正な調達活動」について考え方を明記しています。 また、当社ではSOC4物質の不使用など「環境に優しい製品づくり」を進めており、購買先にも理解・協力をいただいています。

相互の成長を目指してータダノ協栄会

競合他社に負けない技術・能力を持ち、21世紀に生き残れる自立した提案型団体になることを目指し、1999年4月に購買先と当社にて「タダノ協栄会」を発足しました。発足から現在まで、購買先と長期的な信頼関係を結び、お互いに成長発展を続けてきました。会員企業数は合計58社(2021年6月時点)で、活動としては安全研修会、改善活動発表会、工場見学会、SVEカンファレンスなどを毎年実施しています。また、優良な購買先への表彰も毎年行っています。

協栄会メンバーの工場見学会

協栄会メンバーの工場見学会

SVEカンファレンス(購買先の発表)

SVEカンファレンス(購買先の発表)

Win-Winの関係を目指してー 「四位一体のSVE活動の推進」

より良い製品を開発・生産するために、購買先とタダノの3部門(開発・生産・購買)がまさに「四位一体」となって、2009年からSVE活動を推進しています。SVEとは当社独自の活動で、VE(Value Engineering)に"S(Super and Sustainable)"を付け、今までのVE活動を超える活動として、永続的に将来に向かって力強く継続できる活動にしたいという思いが込められています。

SCOOP活動

SVE活動の中核を担う「SCOOP(Super Cooperation/素晴らしい協業)活動」は、2011年からスタートし、購買先とともに個別のテーマ・目標を設定し、お互いの強みや特性を活かしながら価値·機能向上やコスト削減に取り組む活動です。

購買先からのコメント





社員との約束

基本的な考え方

社員の成長こそが、長期目標達成の原動力であり、社員の成長なくして、企業の成長はありません。当社は「人は財産(=人財)」という考え方のもと、一人ひとりの能力や個性を活かし、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくりや人財育成に努めています。心とからだの健康を土台として、仕事とプライベートの両方を充実させることによる相乗効果が、生産性向上および付加価値の創出につながると考えています。

健康経営への取り組み

社員一人ひとりが良い仕事をし、より良い人生を歩むためには、心とからだの健康が重要と捉え、「健康経営宣言」を制定しました。

健康経営優良法人に認定

当社は1981年に「心とからだの健康づくり運動」をスタートし、社内に設置した「体力増進センター」を社員と家族に開放するなど、健康文化の育成に取り組んできました。2018年からは経済産業省・日本健康会議が認定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」にも選ばれています。また、国内グループ会社7社についても、2022年3月に「健康経営優良法人2022(中小規模法人部門)」の認定を受けました。

 

 

労働環境への取り組み

ダノには、顧客と社会を守るため、「製品安全」に対する大きな義務と責任があります。その製品安全を支えているのは社内の「労働安全」です。この、社内の労働安全がしっかりしてこそ製品安全を確保できると考えています。 その考えのもと、グループ社員の更なる安全意識の向上を目指して、2017年12月に「安全指針カード」を作成しました。本カードは日本語、英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、タイ語、ヒンディー語の7か国語で作成し、グループ全社員に配布しています。また、国内外の工場における安全担当者間で定期的なコミュニケーションを図り、安全管理体制の更なる改善に努めています。

安全指針カード
労働災害の発生状況

ダイバーシティー&インクルージョン

私たちは能力や経験などを含むさまざまな価値の多様性を受け入れ、組織に活かすこと(=調和)により、社員の働きがいや生産性の向上、付加価値の創出につながると考え、多様な社員が能力を発揮できる環境の構築に取り組んでいます。

ダイバーシティインクルージョン
ダイバーシティインクルージョン

女性の活躍

全社員に占める女性の割合を「2026年度末までに10%」を目標に、計画的かつ積極的な採用を進めるとともに、次世代リーダーとして活躍できるようコース転換や研修の受講機会を増やすなど、女性が活躍できる環境整備・職場配置をすすめています。

  • リターン雇用制度の導入

    2020年5月より、出産・育児・介護・配偶者の転勤などの理由で退職した社員が、当社で培った知識や経験・スキルを活かして、再び活躍できる制度を整えました。

働き方改革

仕事もプライベートも充実させることによる相乗効果が、生産性の向上および付加価値の創出につながると考え、多様な働き方を支援しています。

  • テレワーク(在宅勤務・サテライトオフィス勤務)の導入

    2020年9月より、以前から実施しているモバイルワークに加え、在宅勤務とサテライトオフィス勤務を本格導入しました。制度の本格導入と同時に、在宅勤務時のフレックスタイム制のコアタイムを廃止し、更に柔軟に働くことが可能な環境を整えていきます。

  • 男性の家事・育児参画の推進

    社内報での男性社員の育児休業特集や新任管理職・監督職研修での各種制度の周知・奨励などにより、男性社員の家事・育児参画につなげています。

<社員の声>

人事部人事G 山﨑 貴司

人事部人事G
山﨑 貴司

3か月間の育児休業を取得しました。

当初は、男性が育児休業を取得することに非常に不安を抱いていました。しかし、上長や職場メンバー、さらには育児休業経験のある男性社員に相談することで、その不安は徐々に消えました。また、周囲の理解やサポートもあり、スムーズな職場復帰ができました。育児休業中は、育児の大変さを感じながらも、子供の成長を身近に感じられる有意義な時間であったと感じています。育児休業を取得する男性社員が今後更に増えることを願っています。

LE技術部 電子制御第1U 難波江 祐子

LE技術部
電子制御第1U
難波江 祐子

子育てに良い環境で暮らしたいとの想いから転職しました。

現在は、前職での機械系エンジニアで培った解析経験や統計処理のスキルを活かし、制御設計の部署で働いております。育児の制度と周囲の理解があるため、子育てをしながらも安心して仕事ができています。また、今後は在宅勤務の利用により、勤務時間帯の柔軟性が増すことで、担当業務の幅が広がり、より成長の機会が得られるようになると思います。

人財育成

「企業は人なり。人の成長なくして、企業の成長なし」という考えのもと、人財育成を大切にしています。特に、事業領域のグローバル化に伴い、若手社員でも積極的に海外赴任を経験させるなどグローバルで通用する人財の育成に注力しています。

人財育成

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